龍頭寺址 鉄幢竿

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龍頭寺址 鉄幢竿

国宝第41号

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 幢竿は寺刹の前に立て、寺刹を知らせる旗を掲げたものである。新羅と高麗時代、寺刹の建立とともに、数多くの幢竿が立てられたが、現在は大部分、幢竿を支えていた支柱だけが残っている。鉄幢竿が立っているのは、高麗時代、淸州の代表的な寺刹であった龍頭寺のあった場所である。この幢竿は花崗石で支柱を立て、その間に丸い鉄桶30個を連結して立てたものであるが、現在は20個だけが残っている。このうち、下から3番目の鉄桶に「龍頭寺鉄幢記」が彫られている。銘文が彫られた鉄幢竿としては、我が国に残っている唯一のものである。鉄幢記には、幢竿を立てるようになった来歴と建立年代、そして建立に関与した人々の官職名が記されており、当時の地方経営と関連する事実を知ることができる。鉄幢記の末尾に、「峻豊三年(962)」に鋳成したとあり、高麗 光宗代に使用していた独自年号を実物として見ることのできる、貴重な資料である。〔以上、「案内板」による〕

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銘文は比較的明瞭である。


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繁華街のど真ん中に位置しており、若者の待ち合わせの場所としてメジャーな場所という。