実相寺 秀澈和尚塔碑
宝物第34号
この碑石は、統一新羅 真聖女王7年(893)、秀澈が亡くなると、横にある浮屠塔とともに立てられたものである。碑石は高さ2.9mであり、螭首には玉をもつ龍が彫刻されている。実相寺を初めて建てた洪陟の弟子である秀澈は、師の跡を継ぎ、実相寺を有名な寺刹に発展させるのに大きく寄与した。碑には、秀澈が生まれて仏家に帰依・得度し、世を教化した後、涅槃に入るまでの過程と、彼を讃えて塔を立てた経緯が順に記されている。残念ながら、現在は文字がほとんどなくなり、判読が難しい。〔以上、「案内板」による〕