瑞鳳寺 玄悟国師碑

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瑞鳳寺 玄悟国師碑

宝物第9号

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 高麗中期の僧侶である玄悟国師碑 宗璘(1127~1179)の功徳を讃え、立てた塔碑である。玄悟国師碑の出家前の姓は王氏、名は重之であり、気概と度量が広大であったという。13才のとき出家し、仁宗19年(1141)、仏日寺で戒を受け、毅宗即位年(1146)以後、首座となり、帰信寺(?)・国泰寺(?)・浮石寺などの従事を歴任し、僧統となり、人々を仏の教えに導いた。明宗元年(1171)、王から袈裟を下賜され、明宗8年、53才で世を去ると、国師に追贈され、「玄悟」という謚号を下された。高さ1.88m、幅0.97mの粘板岩の碑身が花崗岩の趺石の上にあり、螭首はない。この碑は、碑身の上部の角を菱形にし、四角形の台石を単純にするなど、簡略に表現されており、12世紀末以後の高麗石碑の形式を表している。粘板岩で造った碑身は磨耗が激しく、下部が剥落している。李知命の撰、柳公権利の書にかかる。〔以上、「案内板」による〕

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高台から見た寺址


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寺址には石垣や礎石、瓦片が散在している


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