晋州 平居洞 高麗古墳群

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晋州 平居洞 高麗古墳群

史蹟第164号

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 平居洞 石岬山の南側 キョンサ面に位置している高麗時代の古墳群である。全体6,645mの面積に、6基の四角形の古墳が存在する。3段ほどの石築によって四角い段が築かれ、その上に丸い封土が盛られている。段と封土の間には、甲石が載せられており、石塔のような感じを与える。

 石築としては珍しく、年代と墓の主人公の名前が彫られており、正確な年代と主人公が知られる。6基全てが丁氏家の墓であり、高麗時代 1079年(第一号墳)から1229年(第6古墳)まで、150年間に渡って築かれた。

 古墳の大きさは大体似通っており、高さ1.5m、縦3m、横3mほどであるが、最も遅く築かれた6号墳は、縦13.74m、横13.74mと並はずれて大きな規模を呈している。

 古墳の主人公の中には、第1号墳の丁悦、第4号墳の丁彦真のように、『高麗史』の記録に見える人物もおり、第5古墳のように夫婦を合葬した墓もある。〔以上、「案内板」による〕

* 最近の研究によれば、墓に彫られた銘文は、何者かによる偽銘である可能性が高いとされている。(申千湜『晋州平居洞高麗古墳群研究』景仁文化社、2002)

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1号墳。「大相丁悦之墓」


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3号墳。丁允宗墓碑。


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5号墳。丁ベン〔=木+弁〕墓。