崇福寺 双亀趺
二匹の亀が互いに接している碑石台であり、慶州市外東邑末方里の崇福寺から移してきたものである。頭部は龍の形状であるが、背には二重の亀甲文が刻まれており、短い首には粒の粗い珠の首飾りをしている。また、二匹とも右足を上げたまま歩む姿をしており、細い背には広く設けられた碑座があり、その上には別に作った突っ張りを上げ置いている。
この台の上に立てられていた碑石は、崔致遠がつづった崇福寺碑であり、その碑片は現在、博物館に保管されている。碑石台として二匹の亀を彫刻した例としては、慶州郡内南面拝里にある昌林寺址と、慶州市暗谷洞鍪蔵寺址の双亀碑石台がある。〔以上、「案内板」による〕