開心寺址 五層石塔

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開心寺址 五層石塔

宝物第53号

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 この塔は、高麗初期に創建された開心寺に立っていた塔であり、高さ4.3m、2重の基壇の上に五層の胴石が載せられている。上層基壇の蓋石の下に彫られた「統和二十七庚戌年」という石塔記によって、この塔が高麗 顕宗元年(1010)に建立されたことが知られる。

  1層胴石の南側面には、錠がしっかりとかけられた門模様の彫刻があり、その左右に剣を握った金剛力士像が配置されている。下層基壇の各面には、頭は獣であり、身体は人である文官服の十二支神像が彫刻されており、上層基壇の各面には、物品や武器を持った八部衆像が彫刻されている。胴石の部分が安定して均衡をなしており、高麗時代の手法をよく示した美しい塔である。〔以上、「案内板」による〕

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八部衆像。


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十二支神像。


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基壇部甲石の裏側に銘文が彫られている。