石 亀趺

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 忠州市

石 亀趺

(在 弥勒里寺址)

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 寺刹の南北の縦軸線から、若干左側(東方)に位置し、北向している、長さ605cm、高さ180cmの我が国最大規模の亀模様の碑台石である。

 亀趺の背面は、亀甲模様を省略し、左肩の部分に小さな亀2匹が這い上がる形態を陰刻し、前足は比較的、写実的に表現されているが、形式化されている。

 亀趺の背には、碑座があり、碑身があったと思われる。碑身には、創寺の来歴や沿革、重修の事実などが記録され、この寺址のあらゆる事が明らかになり得ると推定されるが、5度の発掘調査の結果、発見されなかった。〔以上、「案内板」による〕

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新羅・高麗の一般的な亀趺と全く異なり、他に例を見ない形態である。


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碑座の跡。


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甲羅には2匹の子亀が乗っている