温達山城

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温達山城

史蹟第264号

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 高句麗 平原王の婿 温達の武勇談がこの地方に伝来しており、この城の名前の由来となった。本来、いつ築造されたのかは確認されないが、城内から三国時代の遺物が出土したこともあり、朝鮮時代にはすでに山城としての役割を喪失した古城と記録されている。


 この山城は、南漢江を見下ろす要塞地に位置し、長さが682mの小規模の山城であり、三国の領土拡張が熾烈であった時代に、高句麗 温達将軍が新羅軍の侵入を防ぐために築いたと伝えられて来た。


 特に、南西側の門址の形式と、東方門の突出部は、我が国における古代の城郭としては稀な様式と評価されている〔以上、「案内板」による〕

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山城より南漢江を望む。城内は相当に傾斜が激しい 。


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出水口。


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南門より小白山方面を望む。


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敵兵撃退用の石。