清平寺址 影池
この池は、五峰山の古名である慶雲山が水面に影のように浮かぶとして、影池と呼ぶ。日本や中国とは対照的なわが国の伝統的な庭園は、最小限の人工物だけを加え、自然の趣を最大限に生かし、その周りの景観に自然に合うように整えるのが特徴である。
この池は、清平寺に隠居して一生を過ごした李資玄が造った庭園に属するものである。台形模様の池の中には、3個の大きな石が配置され、単純でありつつも立体的な変化感が増している。
この庭園は、清平寺入り口の九声瀑布の下の亀岩のあるところから始まり、寺の後方の清平仙洞渓谷まで約1㎞続き、影池はその中心に位置する。〔以上、「案内板」による〕