無為寺 極楽宝殿

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無為寺 極楽宝殿

国宝第13号

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 極楽宝殿は、仏教の理想型である西方極楽浄土を描写した建物である。

 この建物は、朝鮮世宗12年(1430)に建てられた我が国の代表的な木造建築の一つである。建物自体が国宝であるが、内部には、朝鮮 成宗7年(1476)に絵を書き終えたという画記が記されている壁画(宝物第1313号)と、百衣観音図(宝物第1314号)がそのまま保存されている。この画は、土壁に描かれた最も古い後仏壁画であり、華麗で繊細であった高麗仏画の伝統を引き継いだ名作である。

 無為寺に現存する大部分の建物は、1555年に建立されたものであるが、極楽宝殿だけは、比較的早い世宗12年(1430)に建立された。規模は、正面3間、側面3間である。屋根は、横から見ると「人」字模様である切妻屋根である。直線材料を使用し、簡潔でよく均衡のとれた、朝鮮初期の建物として優れている。〔以上、「案内板」による〕

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