無為寺 先覚大師 遍光塔碑

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無為寺 先覚大師 遍光塔碑

宝物第507号

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 この石碑は、亀趺の上に碑身が立てられ、蛟首を具備した、伝統的な一般型のものである。亀趺の頭部は、はっきり陽刻された龍頭となっており、含珠口腔は透かし彫りされている。

 背面には、六角甲文が陽刻され、碑座の前後2面には宝雲紋、両側面には眼象が、それぞれ彫刻されている。蛟首には、3段の層級形台が彫られ、覆蓮花紋が装飾され、蛟首の周りは、全て蟠結雲龍紋と蟠結双龍紋が彫刻されている。

 碑文は、「高麗国 故無為岬寺 先覚大師 遍光霊塔碑銘 并序」と始まり、選者 崔彦撝と書者 柳勲律の官等姓名が記録されている。建立は、高麗 定宗元年(946)であり、大師の入寂後、28年となる年である。〔以上、「案内板」による〕

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