中初寺址 幢竿支柱

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中初寺址 幢竿支柱

京畿道有形文化財第164号

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 幢竿支柱とは、仏と菩薩の功徳と威信を讃える仏教用具である幢(一種の旗)を掲げるための幢竿(はたざお)を固定する2個の支柱をいう。主に寺の入り口に立てられている。現在、我が国に残っている幢竿支柱は、石や鉄で作られたものであるが、以前には木材を多く使用したと推定される。中初寺址の幢竿支柱は、高さが3.73mであり、銘文が刻まれており、作られた年代を確実に知ることのできる唯一の幢竿支柱である。現在は残っていないが、中初寺址幢竿支柱の下方には直四角形の石台があり、その中央に直径34cmの穴を空け、幢竿を支えた。東西に向かいあって立っている支柱の間の間隔は60cmであり、幢竿を固定させる穴(竿溝)が上下に並んで2対ある。幢竿支柱の上方を見ると、内側から外側に丸く削っており、上方の穴の下に1段の段差がある。〔以上、「案内板」による〕

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