健元陵

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健元陵

史跡第193号(在 東九陵)

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 健元陵は、朝鮮の太祖 李成桂(1335~1408)の陵である。太祖は、1392年7月17日、開京の寿昌宮で王位にのぼり、新王朝を開いた。

 太祖は、7年間、王位にあり、国名を朝鮮と定め、都を漢陽(今のソウル)に遷すなど、朝鮮王朝の基礎を築いた。

 この陵の形式は、単陵であり、屏風石をめぐらせている。この陵には、太祖の行跡を記録した神道碑があり、八角長明燈、焼銭台などは、高麗の陵とは異なる形式である。封墳の上は、芝ではなく、ススキで覆われているが、これは故郷を懐かしむ太祖のために、故郷である咸興から持ってきた土とススキで封墳を覆ったため、と伝えられている。以上、「案内板」による〕


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封墳。ススキが生えている。


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丁字閣。


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神道碑を収める碑閣。


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朝鮮初期の太祖神道碑(手前)と、大韓帝国期に新たに作られた神道碑(奥)。


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■太祖健元陵碑。


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螭首。


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大韓帝国期、太祖が王から皇帝に格上げされたことに伴い、新たに作られた神道碑。「大韓太祖高皇帝健元陵」とある。碑身には銃痕がいくつか見える。