景陵
史跡第193号(在 東九陵)

景陵は、朝鮮の24代王の憲宗(1827~1849)と、王妃の孝顕皇后金氏(1828~1843)、継后の孝定皇后洪氏(1831~1904)をともに葬った陵であり、朝鮮時代の唯一の三連陵である。
憲宗は、8才という幼い歳で即位したが、大王大妃の純元王后金氏が垂簾聴政を行うなど、安東金氏の世道政治による困難を経た。跡継ぎがおらず、「江華殿」として知られた哲宗が後を継いだ。
景陵は、三連陵であるが、単陵形式の石物配置を採っており、屏風石はなく、欄干石が設置されている。〔以上、「案内板」による〕