恵陵
史跡第193号(在 東九陵)

恵陵は、朝鮮20代王の景宗の王妃の端懿王后沈氏(1686~1718)を葬った単陵である。端懿王后は、粛宗44年に逝去し、ここに世子嬪の墓として葬られたが、1720年、景宗が即位すると、王后に追尊され、陵号が恵陵とされた。
端懿王后は、聡明であり、徳を備え、幼い歳ながらも、大王大妃と病弱な景宗(当時世子)をよく支えた。
恵陵の石物は、粛宗と継妃仁穆王后の明陵の制度にしたがって造られ、文石人と武石人が人間と同じ大きさという写実的な描写を採っている点が特徴である。〔以上、「案内板」による〕