良孝安公 神道碑附墓所

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良孝安公 神道碑附墓所

ソウル特別市有形文化財 第50号

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 この碑は、世宗の駙馬である良孝 安孟聃の神道碑であり、世祖11年(1466)に建立され、墓所は、彼と彼の夫人である貞懿公主のものである。

 良孝公は、竹山を本貫とし、咸吉道 都観察陟使 安望之の息子である。世宗10年(1428)、14才で世宗の第二女子の貞懿公主と結婚し、琴瑟相和の夫婦であった。このため、世宗は彼に厚い賞を下し、漢江の中にある豆毛浦(玉水洞)の楮子島と楽天亭を下賜したこともあった。彼は草書に巧みで、書芸家として高名であり、弓にも秀で、音楽と医学にも精通していた。

 碑の形態は巨大な花崗岩の亀趺の上に、大理石で作られた龍頭の装飾を備えた通碑である。特に、如意珠をめぐって二匹の龍が体をねじらせている部分の彫刻が精巧で華麗である。神道碑を支えている亀趺は、首のまわりの皺が写実的で、鼻の穴がはっきりと彫刻されている。碑文は領議政を経た鄭麟趾が撰し、文字は安孟聃の四男の安貧世が書している。貞懿公主は、安孟聃が死んでから15年後の成宗8年(1477)に世を去り、安孟聃の横に埋められた。〔以上、「案内板」による〕

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安孟聃と貞懿公主の墓。