迎日 冷水里 新羅碑

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迎日 冷水里 新羅碑

国宝第264号

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 この碑は、1989年3月、神光面冷水二里から発見されたが、現存する新羅の碑石のうち、最古のものである。建立年代は、癸未年となっており、新羅 訥祇王27年(443)、あるいは智證王4年(503)と見る、二種の見解が対立している。

 珍ジ〔=やね+小〕麻村の節居利なる人物が所有していた財物をめぐって紛争が起きると、葛文王をはじめとする中央の貴族が合議して紛争を収めたというのが、碑文の主たる内容である。

 保存状態は比較的良好であるが、10余字ほどは精密な判読が要請されている。全体的な模様が下方部分は広く、上に行くほど幅が狭まる梯子形模様の四角形である。この碑は前面・後面・上面に文字が彫られた特異な形態であり、前面に12行152字、後面に7行59字、上面に5行20字、都合231字が判読されている。文字は隷書体で彫られている。碑文の内容は大きく4部分で構成され、蔚珍鳳坪新羅碑と関連のある内容が含まれており、5~6世紀の新羅史研究において重要な基礎史料である。〔以上、「案内板」による〕

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上面。


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側面。


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背面。