蔚山 兵営城

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蔚山 兵営城

史蹟第320号

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 兵営城は、1417年(太宗17年)から1894年(高宗31年)まで存続した、慶尚左道兵馬節度使の営城であり、1417年に築かれた。『輿地図書』によれば、城の周りは9,316、高さは12尺であった。

 この城は、谷間を囲んでいる包谷式の城であり、丘陵の頂上部に石積みを築いたものである。四方に3間の門樓を備えた城門を設け、西門と北門の周囲には甕城を築き、城壁の所々に雉城を設けた。城の周りには垓字〔濠〕を掘った。

 城内には、兵馬節度使の公館である掣鰲軒、客舎である宣威閣、客舎の正門である鎮海楼、虞侯公館である賛籌軒などの主要な建物があった。附属の建物として、武器と軍事物資を保管した倉庫などがあり、蓮池3ヶ所と井戸7ヶ所があった。〔以上、「案内板」による〕

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