霊岩 ソジョンモリ 皇長生

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霊岩 ソジョンモリ 皇長生

全羅南道民俗資料第19号

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 この長生は長方形の自然石を利用し、前面の中央部に「皇長生」の三字を陰刻した立石形の長生である。

 長生といえば、大概は鬼面の形状をし、村の入口や寺刹の入口の道脇に立てられ、雑鬼を防ぎ、距離や境界表示の機能を果たしている。しかし、ここの長生は、その形態が人面形ではなく、「皇長生」三字だけが彫られた石碑型の長生である。長生という表記が、新羅・高麗時代の文献記録と一致する点から、長生が立てられた時期は朝鮮時代以前にさかのぼり、この長生については、『新増東国輿地勝覧』にも記録されている。この皇長生は、竹亭里、俗称 城門里にある国長生、西鳩林の蕎麦土手横 □長生と密接に関連したものと思われ、国長生に記録された「石標四坐」中の一つとして、過去、道岬寺の寺域を標示するために立てられたと思われる。

 この長生は古い石であるとして、毎年、陰暦正月十五日になると、ここに致誠を尽くしたという話が伝わっている。背面の角の一部が失われ、高さ105~120cm、幅68cm、厚さ22~26cmである。〔以上、「案内板」による〕

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