尤庵 宋時烈 故居 遺址

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尤庵 宋時烈 故居 遺址

ソウル特別市有形文化財第57号

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  ここは、尤庵 宋時烈(1607~1689)の家があった場所である。宋時烈は朱子学の大家であり、李珥の学風を継承した老論の領袖にして、朝鮮中期の代表的な儒学者である。また、後に孝宗となった鳳林大君の師匠であり、孝宗が王位に上ると、政治の中心人物となり、北伐政策を推進することもあった。ここには、「曾朱壁立」という宋時烈の書が刻まれた岩がある。儒教の聖賢である曾子と朱子の意を継承して尊ぶという意思を表現したものである。「曾朱壁立」の他にも、近所にあるソウル科学高等学校校庭には、「古今一般(昔も今も変わりない)」と「詠磐(座して詩を詠う岩)」という宋時烈の書が刻まれた岩が残っている。この一帯は宋洞と呼ばれるが、宋時烈の家があった場所という意味である。ここは谷間が深く、花木が多く、春に遊覧する人が多かったという。とくに桜が美しいことで著名であった。〔以上、「案内板」による〕


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ソウル科学高等学校にある千載巌。


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「今古一般」


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「詠磐」