神勒寺 大蔵閣記碑

sign.jpg

神勒寺 大蔵閣記碑

宝物第230号

ski89.jpg

 この碑は、神勒寺 大蔵閣を建てた来歴を刻んだものである。牧隠 李穡が、恭愍王と父母の冥福を祈ろうと、懶翁の弟子とともに発願し、大蔵経を印刷し、これを保管するために、ここに2層の大蔵閣を建てた。碑文は、芸文館提学である李崇仁がつづり、文字は進賢館提学である権鑄が書した。背面には、大蔵経の印刷と大蔵閣の建立に参与した僧侶と信徒の名簿が記されている。碑は、蓮華模様を彫った台石の上に、碑身を立て、両側に柱を付け、その上に屋根模様の蓋石が載せられている。このような形式は、高麗末期に現れたものであり、朝鮮時代初期の碑の形式に影響を及ぼした。〔以上、「案内板」による〕

DSCF0081.jpg

碑本体は、見るも無惨な状態である。

DSCF0077.jpg

DSCF0080.jpg